Cilviaの趣味と技術の記録

ポエムからまじめなことまで

家族スクランブル - #kosen14s 読書会2nd

これは、kosen14s読書会2ndの5日目の記事です。

kosen14s.github.io

 

どうもCilviaです。

今回は本屋でふと見かけて買ってしまった本の紹介です。 

さて、みなさんはふとした思い付きで本屋へ行くことってあるでしょうか?

私は駅前の某商業施設に行くたびに必ず本屋へ立ち寄り、表紙やタイトルを見ながら内容を想像して楽しんでたりします。

そんな時に、ぱっと目に留まったのがこの作品でした。本の雰囲気から何となく惹かれるような気がしました。

手に取って軽く内容を読んでみると、もちろんテーマはどれも家族だったのですが、ちょっとファンタジーのようなSFのような…そんなわくわくするようなショートショートでした。

私は昔から星新一ショートショートを読んできた人間なので、何か近しい雰囲気を感じ取ってしまったのでしょう。

気づけば本をレジにもっていっていたのでした。

 

閑話休題

 

家族スクランブル (小学館文庫)

家族スクランブル (小学館文庫)

 

 

この作品はショートショートという13ページ程度の短いお話を詰め込んだ短編集になっています。

そんなたくさんある作品の中で私が好きなものを1つ紹介したいと思います。

それは、隣のランタン。

家族とキャンプに来ている主人公が火を分けてもらいに1人の男を訪ねるところから始まります。すると、この男から一緒に飲まないかという提案を受けます。一度は断ろうとしますが家族も一緒でいいと男から言われ、迷いながらも受け入れました。主人公はその男の持つ本格的なキャンプ道具に興味を持ちいろいろ話を聞き始めます。そんな中男が一つのランタンを紹介します。それはなんと、マントルを変えることで周りに様々な空間を再現する力をもつものなのでした……

と、あらすじはこんなものでしょうか。

こんな感じのお話が詰まった作品でした。

 

最後に、たまにはこんな風にちょっと変わった面白い作品に巡り会いに思い付きで本屋へ行ってみてはどうでしょうか?

ちなみに、作者は東大工学部出身でした。近しい波動を感じた・・・